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「And what I really think the great thing to do is to work now for one of the companies that’s situated kind of at a crossroads, where you can see what’s going on in the world. You know, here in the Bay Area, I mean what I tell people is -- look, if you can get a job at Google, go there because that’s the hottest thing since sliced bread. But if you can’t get a job at Google, go to work at Apple, maybe go to work at Yahoo, go to work at maybe Oracle. Go to work at Microsoft up in Seattle, I think that’s a great vantage point, you can see what’s going on. The idea is to get a job where you can observe how the world is developing so that when the next big thing comes along, you’ll be in a position to see it.」
[梅田望夫 - Roger McNamee へのインタビューより]

8月 12 2009

mixiアプリはどうやって儲けるのか

mixiアプリ内で収益を上げるには2つしかない。広告モデルか、課金モデルのどちらかで収益を上げることになる。課金モデルはGREEなどの成功事例を見れば解説記事も多く、何をすればいいのかある程度は分かるので、今回は独断と偏見で広告モデルについて収益が見込めるのか考えてみた。


■mixiオフィシャルアドプログラム
mixiからはアプリ提供社に対して、オフィシャルアドプログラムというものが提供される。PV単価0.01円からスタートし、アプリのPV実績により傾斜分配されるとのこと。しかしながら単純に考えても一ヶ月に100万円稼ぐためには、1億PV/月を稼がなければいけないことになる。例えPVに応じて単価が上昇したとしても0.1円/PVが上限だろうか。100万円稼ぐためにかかるコストを考えるとあまりおいしい話ではない。というか誰もそこで儲けようなんて思っちゃいない。これは何のために存在するのかと言えば、恐らくApp Storeにおけるabmob的な役割を担うと考えられる。つまりアプリの広告収益のためのサポートプログラムというより、アプリ会員拡大のための広告プログラムという役割が強い。


■アプリへの誘導
なぜそういう発想になるかと言えば、公開されているmixiアプリプラットフォームのインターフェースを見ていると、i tuneにおけるApp storeにそっくりなのだ(笑)mixiへ投稿するアプリベンダーがどれくらいのペースで上げてくるかは分からないが、App store と同じプラットフォームならばランキングに載らない限り、埋もれてしまう構造だ。mixi側がアプリに対してしつこくソーシャル性を求めてくるのはこの辺りからだろう。ソーシャル性によってバイラル波及するとは言え、そもそも最初のシーディングを間違えば、単純にアプリを開発してアップしただけでは、ユーザーに導入されるどころか、ほぼ存在しないに等しいくらいのトラフィックしか得れない。つまりアプリベンダーはランキングにのせるためには広告を出稿するなどして誘導枠を設け、アテンションを得なければいけない。


■admobモデル
App storeではadmobがベンダーにとって重要な存在である。ランキング上位アプリの半数にadmobの広告枠が導入されていると言われ、ベンダーはadmobに出稿することで、そこで得られるトラフィックだけが目的ではなく、徐々にダウンロード数を稼ぎ、最終的にはランキングに載ることが目的なのだ。(ただしランキングインしたからといって長期に渡りランキング上位を維持することができるのは非常に厳しいが。。)つまりベンダーはランキングを上げるために出稿していると言ってもいいかもしれない。そういうわけで、なんとなくおいしい部分は全部胴元に握られているような気がするが、mixiオフィシャルアドプログラムはadmob的な役割を担うことになるだろう。


■mixiアプリ向けポイント広告サービス『poncan』
そこに対抗してなのか、アプリ提供社へ独自のポイントシステムを提供してくれるドリコム社の「PONCAN」が発表された。GREEやモバゲーが得意とするこの仕組みは、プラットフォームさえ機能すれば確かに儲かると思う。プラットフォームを機能させるには両軸に位置するプレーヤーの絶対量とバランスを整備することが難しいのだが、今回のプラットフォームの両軸は広告主と媒体社(アプリ提供社)になるため、実はにわとりたまご論どころか、広告主も媒体主も同一だったりするので両軸はほぼイコールになり、営業は思っている以上に楽かもしれない。ここに真っ先に目を付ける内藤さんはすごい。まさにドリコム御家芸でもあるリーバイス戦略です。ちなみにリーバイス戦略というのは、リーバイ・ストラウスがゴールドラッシュ時に金を掘りにいくのではなく、デニムを売ることで大金を手にしたというエピソードをヒントにした戦略のこと。今回の場合であればゴールドラッシュはmixiアプリプラットフォームの公開であり、金を掘りにいく人々はアプリベンダーだと仮定する。するとここでリーバイ・ストラウスになるためには何をすればいいのかということだが、恐らくドリコム社は「poncan」だと考えたのだろう。(まぁ僕が勝手に妄想しているだけなんで本当のことは分からないですが。)


■mixiアプリは広告媒体になりうるのか
上記を踏まえると、オープンなプラットフォームにおいては、そもそもトラフィックを集めるのがいかに難しいかということが予想できるため、広告モデルだけで儲けるのは厳しいと考えた方がいい。もちろんすべてがそういうわけではないはずだ。提供されるアプリそのものが知名度を持っている、ブランドを持っている場合は話が少し変わる。例えば、自社のブランドで勝負ができる企業は注目を集めやすい。企業がmixiアプリへ投資するとすれば、mixiアプリから自社サイトへの誘導を期待するはずだ。このあたりは海外のPizza Hutアプリがヒントになる。アプリによってブランドを刷り込み、最終的にはピザ注文といったコンバージョンまで持っていく。といった、まさにお手本アプリだ。注意しなければならないのは、mixiの特性上、成功する可能性というよりは、挑戦する価値があるかどうかはクライアントによる。つまりmixiの会員数最大約1,500万人ということをどう見るかだ。ファストフードのようなある意味誰もがターゲットになりうるクライアントは参入に値するだろう。夢のない話をすると、一つのアプリを開発するコストに対してどれくらいのリターンが見込めるかを計算した場合、クライアントによってはすごく微妙な算盤になりそうだ(笑)会員数から考えても最大約1,500万人分のリードである。その中でもアクティブ層かつ、アプリを楽しむユーザーとなると非常に限られているため、将来的な発展を考えると、これまたクライアントと商材を選んでしまうがmixi単体のアプリだけで考えないほうがいいのかもしれない。

一部ではmixiアプリって儲からないでしょ、おいしくないでしょ的な話があるのは否定しない。てかそもそも始まってもいないだろ!というのはあるんですが、その一方で、個人的にはクレイジーワークス社の村上さんの言う「iPhoneみたいなオープンプラットフォームは胴元しか儲からないし、iPhoneコンテンツは最後はアタリショックになる」という記事が危惧しているところは自分自身も非常によく感じる。しかしあくまでそれはiPhoneプラットフォームの話だし、まだオープンもしていないプラットフォームにそんなこと言っても何も始まらないし、何も生まれない。そこをクライアントメリットのある仕事に変えていくのが僕らの役割だと思っています。ここまで書いているとさすがにバレバレですが、私自身ここしばらくはmixiアプリのことばかり考えている仕事になりそうです。

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(01) posted on mixiアプリはどうやって儲けるのか

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